「中間利息」「中間利息控除」

交通事故による逸失利益は、「一時金」つまり一括で支払われるものです。

結構な金額になるわけですが、これには「問題の解決や被害者の救済を早期に行うため」、そして「途中で加害者側が支払いに応じることができなくなってしまうリスクを回避する」という理由があるからです。

ところが、本来であれば逸失利益は、今後将来的に受け取ることができるはずのお金ですから、後遺症による逸失利益を年収額・労働能力喪失率・労働能力喪失期間の3つだけで算出すると、不都合が生じてしまいます。

つまり、後になってから受け取ることができるはずのお金を早い段階で受け取ることができてしまうので、このまま受け取ってしまうと、本来であればもらえるはずの期間までの利息分(中間利息)を得する形になってしまうわけです。

損害賠償というのは、交通事故の被害者が得をするために存在する制度ではありません。

交通事故によって失われた利益の回復・填補が目的の制度ですから、この中間利息に関しては「中間利息控除」という作業によって、あらかじめ総額から差し引いた後に被害者のもとに支払われます。




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